【体験談】私達が住宅ローンの全期間固定金利を選んだワケ
住宅ローンを組むときには、固定金利にするか変動金利にするか決めなくてはいけません。
借入期間は長期になりますから、固定金利と変動金利、どちらか得なのか?借りる時点での経済情勢だけでなく、長期的な見通しも必要です。
では、実際に借りた人はどんなことをポイントに、金利を決めたのでしょうか?今回は、固定金利を選んだ方の体験談を調べてみました。
このページの流れ
ライフスタイルの変化に対応できるよう「全期間固定金利」を選択
インターネットで調べるところからスタート
子供の頃から「住宅ローン」という言葉は耳にしていましたが、いざ自分達が組むとなると分からない事だらけでした。
漠然と「金利が安い」金融機関で組むのがいいと考え、まずインターネットで調べてみました。
すると金利以外にも「頭金」や「事務手数料・保証料」などの「諸経費」、「疾病保険はつけるのか」「ボーナス時の支払はどうするのか」など考えなくてはならない事柄が多く驚きました。
ライフスタイルが悪化しても対応できるよう固定金利を選択
まず、住宅ローンシミュレーションをやる前に「固定金利」と「変動金利」、どちらにするのかを考えなくはなりません。
共働きではない私達夫婦の場合、世の中の経済状況や自分達のライフスタイルがどのように悪化・変化しても対応できるように安心の「ボーナス払いなし」の「全期間固定金利」を選択する事にいたしました。
フラット35は選択肢から外れた
全期間固定金利の場合、「フラット35」の金利が一見するととても魅力的に感じました。
でも調べてみると、基本的に「団体信用生命保険料」を自分達で負担しなくてはならず、その金額が35年ともなると高額になりました。
他にも「繰り上げ返済」は返済する1か月前までに金融機関に予め申し出なくてはならず、金額も100万円以上からという事で不便に感じました。
住宅ローンは「こまめに少額でも繰り上げ返済を気軽にしたい」と考えている自分達には合わないと感じ、その時点で選択肢から外れました。
ネットで金融機関を比較しシュミレーション
次に、団信以外に様々な「疾病保険」をつけると、基本的に金利が少し高くなるので検討対象から外しました。
「金利の安さ」「一部繰り上げ返済手数料1円から無料」「繰り上げ返済のしやすさ(ネットでできるなど)」の条件で金融機関を比較しHPから実際にシミュレーションを行いました。
シミュレーションによって「必要諸経費の合計金額」も出るので、それを含めて一番お得な金融機関に住宅ローンを申し込みました。
30年全期間固定金利1.09%で借り換えも
約3年前に35年全期間固定で金利1.9%で組みました。
でも、今年に入りマイナス金利で住宅ローン金利が下がっていると話題になっていた4月下旬に借り換えを検討し始めました。
5月実行融資で30年固定金利1.09%の金融機関を見つけましたが、GWもあり審査に時間がかかる事を考え仮審査を申し込みませんでした。
初めから最寄りの支店に電話をして、5月上旬に必要書類を直接持参し本審査を申し込み、5月下旬に借り換えを実行しました。
現在、我が家の住宅ローンは30年全期間固定金利で1.09%です。
住宅ローンを予定している方へ
初めて住宅ローンを組む時や、借り換える時は金額も大きいので恐らく皆同じように疑問や不安な事だらけです。
遠慮せずに、各金融機関で設けている住宅ローンに関しての質問を受け付けているコールセンターに電話やメールをして、一つずつ疑問に思う点をクリアにしていくことが大切だと思います。
30年以上の長期固定しか考えていなかった
工事スタート後に住宅ローンを契約
住宅工事がスタートしてから住宅ローンを契約したので、ローン審査を通るかどうかが一番不安でした。
あまり審査基準の高いところを選ぶと、支払いができず工事が止まってしまう可能性もあるので、担当の方に審査を通る可能性の割合を確認してから本審査をしました。
30年以上の長期固定しか考えていなかった
金融機関を選ぶにあたっては、近隣で窓口のあるところを選びました。
ネット銀行は金利を見るととても魅力的ではありましたが、住宅ローンを組むのは初めてですし、金額も大きなものになるので、手続等、直接 顔を見て相談できる方が良いと考えました。
それに付け加えて、30年以上の長期固定しか考えていなかったので割と早く決まりました。
長年お付き合いのある銀行で組みたかったのですが、固定金利が10年までしか組めず、あきらめました。
また、インターネットの住宅ローンランキングを見たり、知人、友人に尋ねたりして方々から情報収集をしましたが、やはり30年以上の住宅ローンを扱っているところが近隣にはあまりなく選択肢が他にありませんでした。
担当者に少し不満
審査に通るかが一番の不安ではありましたが、担当者の方から「ほぼ大丈夫でしょう」と言っていただいたので、不安はあまりありませんでした。
ただ、担当者の方が新人の方だったようで、こちらが質問をしてもすぐに答えが出なかったり間違ったことを言われたりすることがあり、担当者に関しては不満でしたが他のベテランの方はとても詳しく説明してくださったので助かりました。
また、どこか上から目線のような話し方に少々イラッとしてしまいましたが、ローンを組んでもらえなければこちらが困るのでそこはグッとこらえました。
挙句の果てに、途中で担当の方が転勤され、引継ぎがうまくいかなかったのか住宅登記の手続きをお願いしていたのですが、銀行側のミスで遅れてしまいました。
33年の固定金利で契約
住宅ローンは、33年で2.09%の固定金利(ボーナス支払いなし)で組みました。
住宅ローンの契約をすませた直後にマイナス金利政策が行われたので、借り換えをすぐに検討しましたが、借り換えにも相当の費用がかかりますし、現在の金利よりも1%以上下がらなければあまり得はしないと、住宅ローンに関するサイト等で見たので様子を見守っているところです。
1%以上下がった住宅ローン商品があれば借り換えをすぐに検討します。
初めて住宅ローンを組む方へ
金利だけを見ると、ネット銀行の方がお安いのでお得な感じはしますが、審査は少々厳しいと聞きます。
また、様々なややこしい手続等を自分たちでするのは大変なので、初めての方には直接会って相談できる身近な銀行で組む方が安心できるのではないかと思います。
ローン完済予定を明確にしたかったので全期間固定型を選択
自分たちにローンが組めるのか?不安からスタート
住宅ローンを組むにあたって不安に思ったことは、一番に本当に自分たちにローンが通るのか?ということでした。
住宅ローンは、普通の今までのローンと違って金額が大きいだけに、一体いくらくらいが相場なのか?
いくらくらい借りられるのかもさっぱり分からない中、新築住宅を建てる話になりました。
ハウスメーカーの勧めで住宅金融支援機構に
私の場合は、金融機関は新築住宅をお任せするハウスメーカーさんにお願いしました。
どこに頼んだらいいのかもわからなかったので、住宅ローンに詳しいハウスメーカーさんにお願いするのが一番と思いました。
ハウスメーカーさんに勧められたのが、住宅金融支援機構でした。フラット35を利用したかったので、こちらにしました。
他の金融機関は考えませんでしたが、同じ時期に地方銀行で住宅ローンを組んだお友達は何度も銀行に呼び出されたり、書類の提出でやり直しをされたりかなり大変そうだったので、その点住宅金融支援機構の場合は、自宅でのやり取りで一度に済んだので助かりました。
団信で不安解消
住宅ローンを組む際の不安は、やはり返済金額がいくらになるのか?
あとはもし、主人に何かあった際にローンがどうなるのか?でしたが、返済金額も金利が底値だったということもあり自分たちの許容範囲内で収まり、住宅ローンを組む際には団体信用生命保険という住宅ローン専用の保険を掛けられるということも聞きましたので不安は解消されました。
私の場合は、主人の親が病気をしたということもありやはり不安が大きかったので三大疾病付機構団信に入りました。
35年の固定金利で契約・借り換えも検討
私の場合住宅ローンの金利は2015年契約で、35年固定金利1.47%でした。
私がローンを組んだ2015年当初も低金利でしたが、現在マイナス金利のおかげでさらに金利も下がってきているので、35年固定金利で1%を下回る場合には住宅ローンの借り換えも考えようかな?と思っています。
住宅ローンを組む方へのアドバイス
今後、住宅ローンを組まれる方へのアドバイスとしては、まずは金利の金額も大事だとは思いますが、住宅ローンには他にも諸費用というものがかかってくるのでそちらも含めて検討したほうがいいとおもいます。
私も、実際借りる時まで諸費用が掛かることは知らなかったので少し驚きましたが、これが結構かかります。事務手数料や保証料、団体信用生命保険特約料、あとはつなぎ融資料も必要になります。
家を建てる際には途中途中でハウスメーカーさんに支払いをしないといけないので、住宅ローンからつなぎ融資をしてもらわないといけません。
住宅本体の価格プラスこれらの諸費用がかかってきますので、借りる際には単に金利が安いというだけではなく、諸費用を含めた全体の金額を計算してから、どこの金融機関にするのか考えたほうがいいとおもいます。
あとは、変動金利にするのか?全期間固定型にするのかも、金利金額を考慮したうえでご自分のライフスタイルや、性格に合わせて選んだほうがいいとおもいます。
ちなみに、私はローン完済予定を明確にしたいタイプですので全期間金利を含んで支払額が明確な全期間固定型を選びましたが、とにかく、子育て中で今の10年だけでも支払額を抑えたい。生命保険のように動向を伺いながらその都度の金利を見比べながら返済をしていきたいと思われる方などは、期間が短い固定金利型を選ばれてもいいかもしれません。
最後ですが、住宅ローンにはこれが正解です。ということはないと思います。三者三様、人それぞれライフスタイルや考え方、性格も違いますので、ご自分にあった安心して返済できる住宅ローンを選んでください。
ネットを活用して情報収集を!
住宅ローンを組むにあたって、一番気になるのは、やはり月々やボーナスでの返済金額がいくらになるのか。
何年返済してかなくてはいけないか、ということではないでしょうか。
ご自分、ご家族のライフスタイルに合わせた返済計画を立てるには、ローンを組む前の情報収集も大切です。
そして、交渉するのであれば、色々な銀行の住宅ローン金利情報を持っている方が有利です。また、仮でもいいので審査も通っていると相手に本気度も伝わります。
色々な銀行の住宅ローン金利を比較するなら、住宅ローン一括審査の特許を取得している「住宅本舗」が便利です。
住宅本舗を使えば、基本情報を入力するだけで最大6社の審査を並行して行い、それぞれの住宅ローン金利の見積りを得ることができます。
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